1dayツーリング 鳴子 番外編
『1dayツーリング 鳴子』に参加者した私ですが、実家へ帰省するため途中から単独行動になりました。
鳴子のハンバーガーショップから10数km。宮城と山形の県境で最後尾よりみんなを見送り、ソロツーリングを始めます。
さっそく以前から行ってみたいと思っていた山形県最上町の『分水嶺が見られる駅』堺田駅へ立ち寄りました。
小さな無人駅は階段を降りるとすぐホームです。
お目当ての分水嶺は後でゆっくり楽しむことにして、まずはホームへ。
その時ちょうど小牛田行きの電車が入ってきたところでした。
ここからの写真は趣向を変えてコンデジで撮影してみることにしました。
これまでツーリングでの写真はスペースの問題とか、転倒した時のことを考えスマホ一択だったのですが、風景こそカメラで撮りたいとずっと思っていたので今回思い切って持参したのです。
可愛らしい場所だったのでトイポップのフィルターを選択。
ひと通りノスタルジックな駅を楽しんだところで、お目当ての分水嶺に向かいます。
ここは日本の背骨とも言える中央分水嶺を平地で見られる珍しい場所。
赤い鳥居がまたぐ小川の水がいよいよここで左右に分かれ、日本海または太平洋へと流れて行きます。
それぞれの海へ出てまたどこかで混ざり合うとか、雨雪となってまたここに戻ってくる可能性とか。
自分でも説明のできないワクワクは地球規模のロマンを感じるから?
どうでも良いのだけれど、一番高いこの地点にたまたま小川ができたのかな?と思いました。
偶然であって欲しいこの気持ち。
人工だったら。。。私のロマンがちょっと萎えるじゃん。。。
あ、でも面白いからとノリノリで作ったっていう話もありだな。
謎は謎のままで(笑)
初夏なのか遅い春なのか曖昧でのんびりした時の中、気の向くまま東屋の方へ歩いてみました。
ここ一帯が大事にされている場所と感じました。
来てみて「案外こんなものか」という感想にならなくて良かったです。
写真も子供の記憶のように撮れて気に入ったのですが、デジカメのバッテリーが終了。
準備不足による失態に我ながらガッカリでした。
ほんとにもう、こういうところが。。。
ちなみに東屋のそばに伸びる緑道?を歩いていくと『封人の家』に行くことができるようです。
松尾芭蕉が宿泊した場所でその時の句が残っています。
現代であれば分水嶺を見て一句、をどんなふうに詠んだのか。
そして東屋の俳句スペースに貼り付けたりしただろうか(笑)
この地での芭蕉にまつわる様々なweb記事も読んでみたけれど、時代背景を含めて読み応えがありました。
今回ノーマークだった『封人の家』ですが、今度R47を通ることがあれば立ち寄ってみたいと思いました。
さて堺田駅をあとに再びR47を新庄方面へ。
ツーリングメンバーが曲がった赤倉温泉への入り口を過ぎ、さらに新緑の山間部を進んでいくと『道の駅もがみ』の案内。
以前走った時の記憶になかったので調べたら、2023年11月にオープンした新しい道の駅でした。
鯉のぼりと吊り橋に魅かれてバイクを停車。
いろんな緑を眺めながら、水面を眺めながら、川沿いの日陰に潜り込んでバニラアイスを食べました。
新庄市まではあと少しです。
鳥海山が見えると「帰ってきたなぁ」と実感が湧きます。
雪国の春の終わり。
とても良い季節を走りました。