福島探訪 磐梯山を見ながら走る
福島探訪 磐梯吾妻スカイラインからの続き。
予定変更。馬刺しは食べられるのか!?
レストハウスに降り立った時点で正午になろうとしていた。思いがけず長居をしてしまったので先を急ぐことにした。(坂下ドライブインのお昼の営業時間は14:30までである)
磐梯吾妻スカイラインを下り終え、引き続きレークラインへと走る。
ところが程なくすると、レークライン一部通行止めの案内。。。あらら〜〜
代わりに良さげなルートがないかと少し悪あがきもしたけれど、考えこむ時間も場所もなかったので、今回はゴールドラインと共に諦めることにした。
Googleマップで検索するとR49をまっすぐ進んで1時間弱で目的地に付きそうだ。
「とりあえずR49に入れば道なりだな」と楽勝モード。
そんなわけでR49は走行中に猪苗代湖を見たり、金の橋・銀の橋(とくりゃ銅の橋。。。は期待したけど無かった)を進み、大きな観音様を見ながら頭はすでに馬刺しでいっぱい。そのうち市街地に入り混雑してきた。
おかしいなぁそろそろ1時間になるんじゃ?と焦ってくる。
馬刺しは絶対に食べたい!!!
お店は見落としてはいない。確かにR49を走っている。
半信半疑で進むことやっと辿り着いたよ~
時刻は14:16。
もうオーダーを受け付けてもらえないかもしれない。。。祈る気持ちで尋ねると、大丈夫とのこと。
少し奮発してロースの馬刺し定食(桜さしみ定食)を注文し、身も心もやっと一息つくことができた。
時間のわりにお客さんがいる店内を見渡すと、時代を感じさせる大きな振り子時計があり(14時半で)もうすぐ鳴るかな?と待ってみたけれど、たしか鳴らなかった。
お客さんに気を使って鳴らなくしているのかな?どんな音か聞いてみたかったな。
(その時そんなことを思っていた私だが、家に着いてから社長に「靴下に穴が開きそうだぞ」と言われ、座敷席だったことを思い出して凹む。かなり薄くなってるけど開いてはいない。書き捨てちまえ旅の恥である。)
さて、お目当ての定食がやってきましたよ
馬刺しはニンニク醤油でしか食べたことがなかったので戸惑ったけれど、添えられているお味噌もニンニクが効いていて美味しい。臭みも全くないし、うれしい量。付け合わせの煮込みや酢の物も食欲をそそるし、パワー系のような重さがなく疲労を感じていた身体に丁度良かった。
「もう少しいけるな」と思えるほど、ペロリと完食でした。
お会計の時に気が付いたのだけれど、入って正面にまるでミニ神社のような大きな神棚。
ここでは宿もやっているそうで、お店の人の朗らかとさとか、活気とか、昭和の良き時代の商いそのままの懐かしい雰囲気があった。または『商売繁盛』を体現してるかのような。
猪苗代湖周遊は断念
年齢に見合った走りを最近覚えた。欲張らない。
そんなわけで帰りは湖畔1周はせずにR49からR115に入ることにした。
食事を終え、来た道を戻る。
来るときに時間がかかっておかしいなと思っていたのだが、途中r33を経由すれば良かったのだ。帰りはそのルートを使ったらやはりスムーズ。
運命の分かれ道になった分岐点には、あのとき気を取られていた観音様。次は標識を見落とさないぞ~。
この場所も良い眺めだが、R115の道の駅猪苗代湖前とR49が接続するT字路から湖が見える瞬間、気分が上がる。
何度も地図を見て、走って、山の名前やだいたいの〇〇ラインの位置関係も分かってきた。
とは言えまだほんの入り口。もっと知りたい。また来ようっと!
R115が予想外に良かった
往路では初めて見る磐梯山を正面にのどかな風景の中を猪苗代湖へ向かって走るR115。
復路になると前方に見えるのは安達太良山。山肌の色が一部違っている。
福島市へ向かう長い土湯トンネルを越えると石楠花橋だったか?から福島市内が走行中の眼下に広がる。初めて通るので「あぁもう少しゆっくり楽しみたい」と思いつつ、道の良さに流れも良いので気ぜわしく、道の駅を入り損ねてしまった。
福島市から猪苗代町まで変化に富んだ国道だった。
このままR115を走ってR4に入るつもりでいたが、記憶と勘を頼りにうまいこと市街地を避けてフルーツラインに入ることができた。たまにはファインプレーもあるのです。
桑折からR4を北上し19時に日帰りツーリングを無事終えた。
走行距離 340km
なんだかんだと目的の浄土平と馬刺しは達成できたので、色々変更したけれど心残りはない
初めての福島ソロツーにしては上出来ということでお開きとなります。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。