SSTRツーリング 最終日

Tomomi.H

朝、それぞれの帰路へ。旅の終わりの始まり。

カッコウの声、爽やかな高原の朝。
外では静かに同宿者さんが出発の準備をする物音が聞こえます。

朝食をいただこうと食堂へ。間もなく2人組のライダーさんが出発するところでした。
ここから大阪へ行き、フェリーで九州まで行くのだそう。
「気をつけてー」と言ってお別れしました。

朝食をいただきながら宿のオーナーさんから宮城までのルートをあれこれアドバイスいただきました。
聞くと私が考えていたルートがそもそも無謀だった 笑。
ツーリングの達人のアドバイスは心強い!
9時近くにもう1人のライダーさんを見送ってすぐ、私も宿を後にしました。

再びビーナスライン

この日は宮城に向かう前にビーナスラインの続き、美ヶ原高原まで行ってみます。

前日にも来た白樺湖が背後に見えます。

そして前方に広がる光景!
きれいな草原の山!キタキタキターーー!!って言う爽快感!!!

ほどなく走って、また風景を見ようとバイクを停車。

見晴らしはいまいちでしたが、わざわざバイクから降りて眺めるのに十分な理由でした。

霧ヶ峰富士見台に到着。
富士山が見えていたら完璧だったなぁ!

少し前に同じ場所で立ち寄った老夫婦さんと再びここでご一緒に。
ご主人は写真が趣味のようで車から降りてはまたパチリ。
2度目ともなると同じ風景を共有した者同士で自然と会釈を交わしました。
するとご主人の方から「これは883?」と。「自分もバイクが好きなんだ」と言うご主人、京都から奥様とやって来たとのことでした。
お二人の笑顔を見る限り、楽しい旅をしていたんでしょうね。

ビーナスライン1番のお気に入りとなった霧ヶ峰を抜け、山峰大展望台でキノコ汁と五平餅をいただく。
キノコ汁はサワモダシを使った私には馴染みの味。
五平餅は朝ドラ「半分、青い。」で知った今、食べてみたいご当地グルメのナンバーワン。
名前ほど”餅”な食感ではなく、甘い味噌がとても美味しいものでした。

店員さんに650万円を支払う 笑。(若いのにちょいちょい古典的なギャグをぶっこんでくる店員さん)
「美ヶ原まで行くの?」と不敵な笑み。
「すっごい気になるしっ。え??なになに??」と聞いてみる。
「ここよりもっと寒いよ」と。
大丈夫、ギャグはともかく温かいおやつに身体もちょうど良く充電されたので。

開放感いっぱいのビーナスライン。大好きな吉川さんのナレーションでお楽しみください。

標高2,000m。
途中から勾配がちょっときつくなり、バイク大丈夫か!(私が下手くそなんだけれど)と気にかけながらも日本一高い位置にある道の駅に到着。
ここでもSSTRライダーさんがちらほら。

ここで家族にお土産を買うことにしました。併設された美術館のグッズもたくさん売られています。
かさばらないものをと悩みに悩み、ようやく帰りの身支度をしている頃に正午の鐘が鳴り渡りました。
長いツーリング、いよいよ帰路につきます。

浅間山がカッコ良すぎた

女神湖を過ぎ、まずは軽井沢方面へ。
グーグルマップにはR18「日本ロマンチック街道」とある。

そんな時、ただならぬ山が視界に飛び込んできた。
すっごい男前な感じの山が浅間山だと知ったのは「浅間サンライン入り口」と言う看板を見つけた時だった。

どっちを見て走る??浅間山か、それともロマンチックか?
悩んだ挙句この先にあるだろうロマンチックに期待し、のろのろ高崎方面へ走る。
軽井沢と聞けば田舎者の私でも知っているので多少の高揚感があるものの、行けども行けどもロマンチックとは???
だんだんと雄大な浅間山が見えなくなり始めた頃、また浅間サンラインへの分かれ道が。
繋がっていたのかぁぁぁ!これがこの旅2度目の心残りとなった。
すっごい後悔した!!浅間山、かっこよかったんだよぉぉぉ。

十分ならず急ぐな
そう神様のお告げがあったにも関わらず、行き当たりばったりをした自分が悪かったのです。
(ロマンチック街道の名誉の為にこちらをどうぞ。日本ロマンチック街道  私が走ったのはごく一部のようでした。。。)

歴史を知るとツーリングは楽しい

この後延々と長野から群馬までR18を走る。
余談ですがこの辺り、案内標識に「上田」や「高崎」と見るたびに、条件反射で真田丸のイントロやBOφWYの歌が頭の中で流れだすのでした ♪

その土地の郷土料理を食べ、地名を覚え、歴史と共にツーリングする楽しみなんて若い時は考えもしなかった。
まさに生きた社会科の勉強。(真面目か!)
我ながらいい感じに年をとったんじゃね?と、このツーリングで発見しました。

知らない街の生活道路を走るのは好きです。
だけど関東は広い!!
どんどん街の密度が濃くなってきて夕方という時間帯も重なり進まない道にだんだん飽きてしまった。
(うわー東京近いー!)と思う頃にはもう高速に乗りたくなっていたので、高崎ICから関越道→北関東道→岩舟JCTから東北道に入りました。
そこからは暗くても知った道。
無事、23時にアスタに到着しました。不思議と疲れは無く。

総走行距離 1,527km。
初めてのSSTRを終えました。
感謝。

SSTR2018&ロングツーリング日記

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
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本サイトのブログを投稿しています。ときどき(社長の)嫁目線にもなりますが、ショップからの発信を楽しんでいただければと思います。
ツーリングでは’97年のスポーツスターに乗っています。ダート系も大好きです。

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