大人の社会科見学 -FORK 鋳物工場-
社長がアスタリスクのポイントカバーを製造しているFORKの長谷川さんに「工場見学をしてみたい」と言ってみたところ、快く引き受けていただきました。
そんなわけでFORKさんの事務所を初訪問してきました。
まずは事務所を訪問
”ものづくりの町” 東京都大田区にその事務所はありました。
もともと町工場の建物だったそうですが、色々な物が古いながらも現役で活躍。古道具が好きな私としては見るもの見るものかなりツボ。
そして長谷川さんと言えばサボテン。
外には3m?もしかして4m?にもなる地植えのサボテン。
台風対策に切ったという1mほどのサボテンが事務所内のあちこちで横たわっているシュールさ。。。話を聞くまでは作り物だと思ってスルーしていましたが、ちゃんと生きているとのことで驚きました。(てことはまた増えそうです 笑)
ひと通り話し終え、随所に理系男子的な知的さと混沌さを感じる居心地の良い事務所を後にします。
1時間ほど車で移動し鋳物工場へ
ポイントカバー誕生の地に到着です。
さっそく作業中の職人さんを紹介していただきました。
逆光に漂う石灰(のような物)が作業する背中を包み、寡黙な感じのザ・職人!
作業場を要所要所、長谷川さんと一緒に説明をしてくださいました。
さて、その製造工程は「溶かしたアルミを型に流し込むだけ」なんて生易しいものではありませんでした!!
型作りの事、生き物を相手にするような砂の管理、いくつかの製造方法、古い道具類(ここでもそれらは現役)勘とデータの話などなど、とにかく手間暇がかかることを知りました。
興味深い話を聞けば聞くほど(うわ〜大変だこりゃ)と思うのでした。
頭のどこかでサボテンをあれだけ育てあげられる人だからできるんだろうなぁ、とぼんやり思ったり。
そして単に技術の継承だけでなく、新しい事を考える楽しみとかやりがいが会話の所々から伝わってきました
貴重な情報交換
材料の金塊、ならぬアルミ塊。
同じように見えるけれどそれぞれ番手があります。
説明する長谷川さんのお目目がキラキラ。
” 番手 “というワードに社長もスイッチオン 笑。(やっぱり!)
この業界の人達は材料の番手の情報交換が好きなようです。これが普段の仕事に役立つので真剣。
私にとっては馬の耳に念仏で蚊帳の外ですが。
欲を言えば。。。
今回はタイミングが合わず長谷川さんも残念そうにしていたのが、見せ場とも言える工程が見られなかった事。
そう、灼熱なトロトロな液状の金属が型に流されるところです。
その場にいた時は話を聞けただけで本当に大満足だったのですが、今思うとやっぱり見てみたかったな〜
ワークショップ、ぜひお願いします!
数十年前の日本の産業の原風景を見たような感覚。
本当に行って見て良かったです。
時間を割いてくださった長谷川さん&職人さん、どうもありがとうございました。
納められたばかりのポイントカバー。
話を聞いてからだと今までと違った感情が。。。
あの場所で、全く同じ物が作られないこの梨肌に愛着が湧きます。
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ポイントカバーの他、様々な鋳物製バイクパーツを販売しています。
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