親子ツーリング 後編
この日、社長達のレースは2回。
1レース目を観戦し、その後お昼を食べに南三陸町へ出発。
R456 → r295 → R346 → r206 馬籠志津川線
往路は綿密に調べたものの、復路はGoogleマップの勧めでルートを決めた。
r206。峠道だけど目的地までかなりの短縮になる。
サクサクと走り進めr206に入る。
どんどん道が狭くなり、ゲートがあるってことは?と勘繰る。路面に苔。。。古い峠だ。
続くブラインドコーナーに熊と出くわさないかと恐る恐るゆっくり進む。途中でライダーとすれ違ったので道は続いているのだろう。
いや、やっとの思いで下りきった先にあったのは無常にも通行止めの看板だった。
あの人もこれ見たんだな。。。
走行中「これ絶対『険道』だろーなー」と思っていたので、引き返すのがすごく嫌だったけれど仕方ない。。。息子よ、ごめん。。。
通行止め遭遇率の高い自分のことはさておき、こんなこともあるから峠道の前にはガソリンたくさん入れとくんだよとか、たいがい携帯繋がらないからねとか、図らずも教えることはできた。
それにしてもすごい峠道だった。検索したらやはり険道と言われている。車で走ることは絶対にお勧めしません。
R346 → R45 → 南三陸町さんさん商店街
R346に戻りR45にて南三陸町を目指す。地図を見るとぐるっと海沿いまで回り込んで走ることになる。
「無駄足したなぁ」と凹んでいたのも束の間、真っ青な海に目が覚めるようだった。特に小泉海岸あたりはそのまま海に向かいたいくらい気持ちが昂る!
並走するように走る三陸道(無料)のおかげもあって、R45は拍子抜けするほど快走。
『さんさん商店街』到着。
たくさんの人で賑わっていた。
2輪を止める場所があり、駐車場の誘導員さんもいたので安心して食事ができる事がありがたい。
ここで念願のキラキラ丼を食べることができました。
少し散策。建物は隣接している東日本大震災伝承館。
橋から志津川湾を望む。
橋を歩いてきて何気なく目に止まったのだが、構造物の階段あたりを見てハッとした。
旧防災対策庁舎。
天気が良くて海が綺麗だったこともあると思う。
祈りの丘として整備されていることもあると思う。
12年経ち震災の暗さを感じさせることはなく、ただ静かだった。
脳に焼きついた三陸の海は本当に美しかった。
R45→ r8 → R4 → 到着
帰路につく。
石巻あたりまで来るとお互いだるくなり始め、あれだけヤエーと言っていた息子も手を挙げることがなくなってきたようだ。
エナジードリンクを飲んで復活し、最後の方は息子が先導する形で無事に走り終えた。
走行距離は310km。
ほどなくして社長も到着し、皆それぞれ充実した1日となった。
息子と一緒に走ってみて私の反面教師ぶりも明らかになってしまったものの、周りを見て走れていることを知り思ったより安心した。
親として心配は尽きないけど、この先バイクで旅する楽しさを存分に味わって欲しい。
私も子供に心配されないよう精進しないとなぁ