三陸道からの青森探訪
8月中旬、青森へ行ってきました。
実は今年に入って弘前市に次いで2度目の青森行きでしたが、三陸道を使えば八戸まで¥770(多賀城IC-鳴瀬奥松島IC)で行けると知り利用してみることに。
目的地は青森市なので東北道の方が便利なのですが。。。好奇心を満たしたいだけの理由で走ってみました。
ちなみにバイクではなく車でのドライブとなっています。
あくまでも¥770にこだわり最寄りの仙台空港ICからではなく、多賀城ICから三陸道へ。
途中にSAが無いのでガソリンも満タンにしておきます。
多賀城IC 〜 鳴瀬奥松島ICで¥770を確認。以降、無料区間に突入。
この先、休憩を取るには高速を一旦降りて道の駅を利用する形になります。
1回目の休憩ポイントは『道の駅さんりく』。
三陸と言えば海の幸。だけど始まったばかりの旅なので、海鮮物を食べるタイミングを計りかねる。
可愛い木彫りのアマビエ。
何十年かしてコロナ禍を知らない世代に「これはなんなんだろう?」と思われるのかな?
続いて道の駅やまだ。
高速を走行中に海が見えるので海が見える道の駅に行きたいなぁと思って選択。
ICを降りてすぐかと思いきや(道の駅さんりくがそうだったので)一般道をしばらく走って着きました。
一応、海は見えました。本当はもっとドーンと海を見たかったのだけれど。。。
このあとは濃霧の中をひたすら走り八戸に入りましたが(これがものすごく怖かった)、降りる場所を間違え別料金がかかってしまいました。
¥770ポッキリで達成したかったのでちょっと残念だったけれど、このお値段でここまで来れた事、道が空いていた事には満足です。
しかし青森市へ向かう途中、あれよあれよという間にナビに誘導されてしまった “みちのく有料道路” が¥800ちょっとだったのには苦笑い。。。八戸からだとゲートが終点にあるタイプの有料道路。本当に有料道路を走っているのか?古いナビのせいで間違っているんじゃないか?と半信半疑で進むも、最後にしっかり徴収されました(笑)
それと現金払いという事も注意が必要で、バイクで通るなら小銭をポケットに入れておいたほうが良いと思いました。
翌日、快晴の青森駅前をぶらぶら。
余談ですが写真のこの橋、若かりし社長がゼファー1100で走った事があったんだって。
夏なので、かの有名な演歌から想像する悲壮感はまるでない。
駅前にある赤茶の建物は”ねぶたの家 ワ・ラッセ”。
実は東北に住んでいながらねぶた祭りを見たことがない私。
館内は祭りのお囃子がBGMとして流れているので自然に気持ちが高揚してきます。そして目にする迫力のスケールと美しさ。
写真にてしばしご堪能ください。
ねぶたの内部も見ることができます。
触れられるくらい間近で見られる作品もありました。
『ねぶた製作者の系譜』由緒正しきなんちゃらがあるのかな?
顔だけの作品。欲しい〜(後で調べたらねぶたを解体したものらしい?解体しちゃうなんて知らなかった。なんか、儚い。)
ねぶた祭りは今年、コロナ禍により3年ぶりの開催だったそうです。
地元も元気が出た事でしょうね。今度はぜひ生で見てみたいです。
「ねまってけじゃ」は、わかる
外へ出て海上にある橋を渡りました。
高校生くらいの自分が青森市民だったら、絶対にお気に入りスポットになっていたと思う。
何歳でもいいのだけれど、なんとなく沸いたイメージが高校生だった。
心地良い海風にふかれトコトコ歩いた先、
あれ?入っちゃいけない所に出ちゃったかな?
作業をしている人もいたので足早に離れようと思った矢先、これはねぶたを作る場所じゃない?と思い出した。
解体作業をしているようですが、地元民でもないのに寂しい気分。
帰りの車内は息子と一緒。
どうしても息子に海を見せたかったのでまたもや三陸道を利用するも、みちのく有料道路を使わないルートを選択。
ナビ任せでよくわからないままどんどん山道に入っていくが、これが最高に気持ち良い道だった。
息子が車内から撮った動画の一部です。
実はここ、1度通り過ぎてまた戻って撮った場所です。
木肌の色と陽の陰影とが絶妙なタイミングで、通り抜ける時に絶壁の谷間を走っているような錯覚が。それが面白くてもう1度引き返したのでした。
さらに先へ進むと開けた場所に。
高原にはすでに秋の空気が混じっていました。
ねぶたの解体もそうだけれど、夏の終わりってどうしてこうも寂しいものか。
八戸是川ICより三陸道を快走。三陸道ならではの海、山、海、山の風景が繰り返す。
初めのうちは海が来るたびに写真だなんだと盛り上がっていたものの、だんだん慣れてしまってました(笑)
そう言えば三陸の幸をまだ食べていないという事に気づき、海鮮丼を求め道の駅くじ(久慈)を目指します。
高速を降り港町の一般道をしばらく走りたどり着くも、時すでに遅し。。。
あああ。。。豪華海鮮丼が。。。(道の駅くじ 海鮮丼 で画像検索してみてください)
本気で落ち込んだ哀れな母に息子が冷凍ウニを買ってくれました。
道の駅内部はこんな感じで充実しています。
それはそうと道の駅って閉店早いんだった。ついSAとかの感覚になっていたのが失敗だったなぁ。
気仙沼の 『気仙沼湾横断橋(愛称:かなえおおはし)』
三陸道から仙台東部道路を経由し青森探訪の旅は終了しました。
青森は本当に奥が深い。
恐山、岩木山、奥入瀬渓流、龍飛崎などなどツーリーング計画の楽しみは尽きません。