まかないバイクでのツーリングレポ第3弾。
今回は宮城・岩手・秋田・山形の奥羽山脈周り、言わば東北の内側をぐるっと一周して来ました。
9月20日(水)名取市 / 晴れ
a.m. 6:30 彼岸の墓参りをかねてふる里へ。
弁当を作り終えアスタ出発!
通学中の学生を見ては(うちのはちゃんと起きたのか?)と心配しつつR4を北上。
a.m. 9:30 岩手県一関市で休憩中、おじいちゃんに話しかけられる。
「これは300ccか?」「800あるんですよ」「学生さんか?」「いえいえ 笑」「どこ行くの?」「秋田です」「秋田は今日雨降るよ」「ええーーーっ!?」「気をつけて行きなよ(にっこり)」
(こんなに晴れていても降るんだろうな。)※前回がそうだった。
一関まで来て引き返せるわけもなく、これから初めて走るルートを確認。
USBもモバイルバッテリーもないのでスマホのバッテリーは貴重なのだ。
北上市で県道13号に入る。

R4と並行して走る道でめっちゃ快走!ただ、ガソリンスタンドが沿線になさすぎてかなり焦る羽目に。。。
写真の奥に見える山の向こうが目的地の秋田県横手市。
この時の横手市、その夜の全国ニュースの第一報で放送されるほどの荒天ぶりで、母曰く「台風以上だった」らしい。
とりあえずR4に出ることができて一安心。
せっかくの盛岡。冷麺を食べてくれば良かったなぁ。


その昔道を急いだ旅人と同じ、私も北へと急ぎます。

県道23号に入った途端とうとう雨が降って来た。
向こうから走ってくるライダーと手をあげて挨拶。(お疲れ様です〜。私はこれから登りますぅ。。。)
時間のわりに薄暗く、稲光まで。さすがに心細い。


そして待望のアスピーテライン突入。



景色も何もあったもんじゃないし、全身ビショビショで情けない。。。気温15度でも体感ではもっと寒い。
正直なところ、殆ど面白くなかったよ。。。
この頃にはクラッチを変えるのも苦行となり、時折出現する片側通行の信号が高確率で赤に当たる不運に苦笑い。
玉川温泉のあるこのルートは硫黄の匂いがする。温泉に入っているイメージで脳を騙し(不思議と効果あり)田沢湖を目指す。
この日最後の給油はありがたいことにセルフじゃなかった(助かった〜)。寒さで震えが止まらなかったので自分でやったらコントみたいになったと思う。
スタンドのお兄さんが言う。
「明日は晴れますよ(にっこり)」


ひどい天候ゆえに幻想的な光景となり、見とれてついこのまま進んでしまった!10kmほど走っておかしいことに気づき、Uターンして秋田県県道60号へ。
雷に打たれず帰れた事に感謝し仏壇に手を合わせました。
9月21日(木)横手/ 晴れ
か、肩が痛い。左手もギシギシする。
(今日は無難なルートで帰ろう。。。)
まずは前日残した課題をなんとかしようとコインランドリーへ。
期待以上に乾燥した衣類とブーツに感動!!!なんとまぁ、30分足らずでこの日の問題の全てが解決してしまった。
”そうま”で腹ごしらえをしてp.m. 0:00ちょうどに横手を出発。
いつもなら山形県新庄市で無料高速に乗るのだけれど今日は気ままなひとり旅。
なんとなく昔の道(R13)を走りたくなってそのまま進む。

朝のやる気のなさはなんだったのか、走ってしまえば疲れを忘れる。


なんて良い日なんだ。

場所が場所なだけに一人で来ているのは私だけ。









ここまで走って来たバイクのために記念撮影。
p.m. 5:30 アスタ到着。
総走行距離687kmで満腹、満腹 ♪