本日の作業場
Tomomi.H
ASTERISK CUSTOM WORKS
前回に引き続きSさんの燃料タンク製作です。
溶接を終えて車体にあてがってみました。
シートにつながるラインもきれいに出ています。
タンクは概ね目処が立ちましたが、メーターをどのように取り付けるか?
当初タンクに埋め込むことも考えていましたが、オーナーさんに連絡をして別の案で進めることになりました。
↑タンクに埋め込んだ場合とハンドルのライザーを利用して取り付けた場合を仮定した見え方の違いです。
どちらのパターンも有りですが、今回はタンクの形状が変わった事でハンドルバーとの距離が開きました。その空間をメーターで埋めた方が上手くまとまるのでは?と考えオーナーさんと相談した次第です。
さっそくメーターステーを製作。材料は2mmのステンレス板です。メーターは耐久性を考えてラバーマウント、見やすくするために角度もついています。
出来上がったステーを見て、素人ながら気になったのが(めちゃめちゃギリギリのところに穴が空いてるけど大丈夫なの?)でした。で、社長に聞いて色々教えてもらいました。
もともとライザーのボルト位置自体がハンドルバーに近いところにあるのだそうです。なので、ステーの穴位置もギリギリになるのだそう。
それと、ハンドルを挟み込んでいるライザークランプには前後1mmの隙間があるので、このままステーの厚さ2mmを挟もうとするとユルユルになります。
そこでライザークランプ側を1.2mm削っているとのこと。
このような加工でしっかりステーを面で挟み込むことができているそうです。
ステーひとつ、取付け方ひとつにしても様々な工夫をしているんだなぁ。